琵琶湖のモンスターをダーターで獲る


10月初旬3連休の琵琶湖遠征組の爆発を聞いて居ても立ってもいられなくなり、思いつきで決めた1028日(土)~30日(月)。「今年の琵琶湖は違う。行けば50後半は釣れる。今行かないと。」自分が完全に釣られた...


短い時間で出来る限りした準備

・とにかく無いと始まらないと言われていたスーパースプーク 家中探してフック交換。音が違うエクスキャリバーのスーパースプークは急遽オクで落として追加。
ワンノッカースプーク等スーパースプーク以外の効きそうで使いたいペンシルをとにかく揃える。
8つ編み 4号 60LBPEラインに巻き直し、ナイロン25LBのリーダーを購入。




前の週に台風も過ぎ去り高まる気分の中で台風22号が新たに発生、遠征期間に最接近の予定だってさ。
自分の雨男っぷりにただひたすら驚くことしかできねぇっす。去年の琵琶記、去年と一昨年の八郎潟も土砂降りだったなぁ。このタイミング以外はスケジュールの調整なんて無理、今回はソロなんだしとにかく行くしかないよねぇ~
 去年の遠征時に3日の釣行中2日釣り場で出会った地元のルアーブランドBASE OF BLACKの松本さんに連絡した所、初日はご一緒していただけるとのこと。急な連絡、お店の営業があるなか多謝多謝。


DAY1


あがったテンションのまま5時間半のロングドライブに突入。


松本さんに指定いただいた待ち合わせ場所に5時半着。案の定強い雨がフロントガラスを叩く。
ココは松本さんがご自分で製作したザラ改で55cmを獲った場所
無事松本さんと落ち合うことができて雨宿りしながらフローターの準備、前週の台風でウィードはちぎれ、かなり増水したらしい。この場所は初めての自分にすごく丁寧に攻め方をアドバイスしてくれる、なんとか残っていたウィードも増水で見えない。


エクスキャリバーのスーパースプーク、現行のスーパースプーク、ワンノッカースプーク、現行SWAYBACKのキャスパーとペンシル中心にローテーション。沖目のウィードがあったであろう場所、結構デカ目のBASSがハネているがプラグへの反応は無い。


シャローに狙いを変更していた松本さんから「ダブルスイッシャーのジャーク&ロングポーズで出ましたよ。音を出した方がええかも。」と教えて貰う。


結構雨も強いし、デカイ音出した方がいいんじゃね。ってことでBOXを見るとグロデベさんのMONDAY THE 13のワンアイと目があったペンシル用セレクトでちょっと柔らかめロッドを使ってたんで、ラインスラック取りながらフルジャーク&ロングポーズする。ボッコ~ン、ポコッ。ボッコ~ン、ポコッ。関東のフィールドじゃ絶対やらないアクション。シャロー側にあるハングがかかった冠水ブッシュがさっきからどうも気になる。ブッシュ脇に天ぷらキャスト着水音デカ目でロングポーズ。2ジャーク目にMONDAY THE 13が見えなくなる、ゴリ巻き&追い合わせでロッドに重みも乗った。
途中でフッと重みがなくなる・・・嫌な予感。まさかの初フィッシュは藻化け・・・獲れなかった。
距離があったから合わせが効いていなかったのか?ロッドが柔らかくて突っ込みをいなせなかったからか?反省だけが後に残る。





午後は妹のところで仮眠して松本さんの工房件店舗に向かう。
居心地が良くて夕マヅメの釣りはする気がなくなる。
欲しかったザラ改とスピッティンイメージのBASE OF BLACKモデルを買えて嬉しい。
台風の進行状況を見ると2日目は朝イチしか無理かなと。




DAY2



前の晩の妹家族との夕飯で呑みすぎたみたいで二日酔い。
なんとか予定時間に起きて去年入った流入河川の河口に入る。雨はパラパラ程度、ウィードもほんの少しだけ残っている。ウィードの際をワンノッカースプーク、スーパースプーク、バドンカドンクのドッグウォークでサーチしていく。水門の回りに溜まった千切れウィードの上はフロッグで丁寧に。水はどちゃ濁りで全くのノー感じ。千切れウィードがフックに絡まり釣りづらい。



ちょっと時間を使いすぎた感はあるが、初日に入った場所に移る。
フローターの準備をして浮かんだ瞬間に風・雨ともに強くなってくる。
ちょっとヤバイだろってことで撤収。
同じタイミングで沖に出たゴムボーターは巡視船に上がるように言われてた。


この後は釣り無理じゃねってことであきらめムードで滋賀と行ったらココ来来亭でレバ唐揚げ定食。


エグリの旅に変更したけど釣具屋間の移動がマジでヤバイ。土砂降り糞野郎の本領発揮。
探してたストームフィールズのカラベラがお手頃価格で見つかったんで良しとしよう。


甥っ子ちゃんの子守で出た買い物途中の夕方に雨が上がって虹が出た。
虹にお願いしたいところだけど、ココまで初日の1バラシのみ、焦ってると同時に半ばあきらめてた。
経過報告のメッセージを入れると松本さんから3日目同行いただけると救いの返信。

この日の夕食は呑まずに就寝。


DAY3

朝5時にBASE OF BLACKで待ち合わせ。
松本さん先導で風裏のポイントに向かう。笑っても泣いても今回の遠征最後のポイントだ。
人気のポイントらしいが琵琶湖初心者の自分にはたどり着けない場所。
風は冷たく強いが葦際のシャローは風裏になっている。
フローターの準備を済ませて日の出を待つ。
日の出と同時にエントリー、松本さんのあとを着いていく。間隔を開けて打ってくれて、自分の打つ余地を残してくれている。厚意に甘えて細かく刻ませて貰う。
プラグは今回唯一反応のあったグロデベさんとこのMONDAY THE 13
今回はダーター用に固めのサブロッド、SPEEDSTICK COBRAの4POWER。
ラインスラックを取ってフルジャーク&ロングポーズ。ポーズ中にギルがついばんでくる。
魚の活性はかなり高いようだ。1つ目のくぼみを打ち終えて、2つ目の窪みに入ると一箇所だけ葦が離れて生えている。葦にフックを取られるか取られないかギリギリのポジションにキャスト着水
ロングポーズ、ワンジャーク、キックバックでケツが浮いた瞬間、頭を出して食ってきた。
デ、デ、デカイっ‼アップなのは間違いない、7年前に釣った51より明らかにデカイ。4POWERのCOBRAがぶち曲がり、のされそうだ。一発ジャンプ貰って魚体のデカさに手が震えだす。
唯一の救いはハモニカ喰いで3本フックがかかっていた事。とはいえいつもの自分は強引に寄せようとして竿先を上げてジャンプでバラす。ジャンプしそうな気配にティップを水中に突っ込んで対処する。
今度は下に潜ろうとダッシュしガン締めのコンク100のドラグが滑る。これもフィンガーロックで耐えていなす。なんとかネットインできそうなタイミング、ちょっ、ランディングネットに入らねぇじゃん。しかも、フックがネットに絡んでる。顔面蒼白になるもBASSがおとなしくしてくれてたお陰で魚体を曲げてネットイン成功。







手がガクガク震えてる。興奮しっぱなしの自分を迎えてくれたのは雲間から射す太陽と松本さんの笑顔。サイズは59.8cm 2470g、ちょっと細めだけどアグレッシブな琵琶湖BASSだった。




月曜日にMONDAY THE 13で獲ったことに後から気づく。

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